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厳しい環境下、開発力・営業力をさらに高め中期経営計画の目標達成にチャレンジしていきます。
2011年度の業績報告と総括
代表取締役社長 小林 徹
取締役会長兼
代表取締役社長
小林 徹

 株主の皆様には、平素より当社業務に格別のご高配を賜り、厚く御礼申しあげます。
 当期業績は、連結売上高185億円(前期比6.4%増)。営業利益16.7億円(同1.7%減)、経常利益18.3億円(同3.9%増)、当期純利益10.3億円(同5.3%増)となりました。ただし期初の計画に比べると大幅な未達であり、その点は厳しく受けとめています。
計画未達となった主な原因は外部環境の想定外の変化です。特に欧州の債務問題を契機とした経済不安と急激なユーロ安により大きな影響を受けました。海外販社での現地販売実績はそれぞれ2桁以上の成長を遂げましたが、円高の影響を受け、円ベースでは売上が減少しました。また、震災の影響は比較的少なかったものの、タイの洪水では電子部品の供給が滞り、新製品の発売が遅延しました。
 一方、組織体制の整備や人材育成、企画開発力・営業力強化など「内部力」を充実させる様々な施策を進めることができました。
 これらは次年度以降の成長に確実に繋がっていくと考えています。

2011年度の市況と取り組みについて

 防犯関連の売上高は前期比4.9%の増加となりました。主力の欧州市場では、急速な円高の影響により受注額が減少しましたが、数年前から進めてきました地道な営業活動がようやく実を結び、差別化が図れる大型施設向けの屋外用センサを中心に現地での販売台数は確実に増加しています。
 自動ドア関連は国内・海外とも好調に推移し、売上高は前期比13.3%の増加となりました。特に米国ではスイングドア用センサが自動ドアメーカーに採用され、売上増に貢献しました。
 FA事業の売上高は対前年度1.3%の増加となりました。欧州向けの汎用センサが景気減速の影響を受け、売上は前年度を下回りましたが、国内市場ではアプリケーション特化型のセンサが好調に推移し、前年度を上回りました。
 その他の分野では照明事業が着実に伸びました。当期発売のハイブリッド型や駐車場向け調光システムなどの新規導入が進みました。しかし、新規事業全般の収支はまだ芳しくなく、早急な改善が必要と考えています。
 一方、開発力は大きく進展しました。一つはMW(マイクロ波)センサの自社開発・自社生産です。これにより外部から調達していたMWセンサのモジュールコストが大幅に低減され、競争力の強化に繋がります。海外では自動ドアセンサにおいてはMWセンサが主流であり、今後、コスト競争力を強化した同センサを使った製品を新興国市場中心に拡販していきます。
 また複数の部門が協同で新製品開発を進める「コンカレント開発体制」の整備も進みました。従前から展開してきました開発情報の共有システムを活用して、調達・設計・生産技術・品質管理、そして国内外の営業など各部門が協力することで、開発スピードが向上し、大幅なコストダウンへと繋がりました。
 営業面では、10月にロシア現地法人を設立し、同国向けセキュリティ商品の本格展開の準備を整えたほか、東南アジア、インド、南米など、各新興国での地域特性を調査し、今後の営業戦略の展開に向け準備が進みました。一昨年に上海営業所を設置した中国も軌道に乗ってきました。
 また、執行役員の担当をローテーションしたことで管理風土の澱みを刷新することができました。

株主様へのメッセージ

 厳しい経営環境が続いていますが、これからもオプテックスはチャレンジスピリット溢れる集団として、継続的成長をめざしていきます。株主の皆様には、引き続き当社へのご理解・ご支援をお願いいたします。

2012年3月
取締役会長兼代表取締役社長 小林 徹